2026-10-30
ズワイガニ解禁はいつ?2026年は11月6日(金)
ズワイガニ漁の解禁は、例年11月6日です。2026年は金曜日。富山県から西の日本海で一斉に始まり、オスは翌年3月20日まで、メスは12月末までしか獲れません。
毎年11月6日の午前0時、兵庫・京都・福井などの底びき網漁船が沖の漁場に集まり、一斉に網を入れます。その日のうちに各地の港で初競りが開かれ、冬の始まりを告げるニュースになります。ここでは、解禁日の決まりから、産地ごとの呼び名、時期ごとの違い、選び方、食べ方までをまとめます。
解禁日はいつ? 例年11月6日で固定
ズワイガニの漁期は、資源を守るために国が決めています。富山県から西の日本海では、解禁日は毎年11月6日です。土日に当たっても動きません。来年以降も、日付で覚えておけば大丈夫です。
- オス:11月6日〜翌年3月20日
- メス:11月6日〜12月末(国の決まりは1月20日までですが、漁業者の申し合わせで短くしています。県によって12月29日〜31日)
- 脱皮して間もないオス(水ガニ・若松葉):2月を中心としたごく短い期間(県ごとに決めています)
大きさの決まりもあります。オスは甲羅の幅が9cmに満たないもの、メスは卵を抱えていないものは獲ってはいけません。県によっては、さらに大きさの基準を厳しくしています。
新潟県から北の日本海や北海道は、漁期の決まりが別です。秋田や山形では10月から水揚げがあります。ニュースで「解禁」と話題になるのは、富山県から西の、11月6日のことです。
産地で呼び名が変わる 松葉ガニ・越前がに・加能ガニ
ズワイガニは、水揚げする地域ごとに呼び名が違います。どれも同じ種類のカニです。
- 松葉ガニ:鳥取・兵庫・京都など山陰側のオス
- 越前がに:福井県のオス
- 加能ガニ:石川県のオス
- セコガニ・セイコガニ・香箱ガニ・親ガニ:いずれもメスの呼び名。地域によって変わります
産地の名前を名乗るカニには、港や漁協の名前が入ったタグが脚に付けられます。タグは産地と品質の証明で、付いているものは値段も一段上がります。水揚げが多いのは鳥取と兵庫で、北海道・福井・石川・新潟などが続きます。順位は年によって入れ替わります。
メスのセイコガニ(香箱ガニ)は11月と12月だけ
メスはオスよりずっと小さく、手のひらに乗るくらいの大きさです。そのかわり、甲羅の中にはオレンジ色の内子(卵巣)と味噌、腹にはぷちぷちとした外子(産み出された卵)を抱えています。身は少なくても、一杯でいくつもの味が楽しめます。
資源を守るため、漁期は11月6日から12月末までのおよそ2か月だけ。年が明けると店頭からほとんど姿を消します。北陸ではおでんの具にもなり、身と卵を甲羅に詰め直した料理もこの時期だけのものです。
いつ食べるのがおいしい? 解禁直後・年末・年明け
同じ漁期の中でも、時期によって値段と中身が変わります。
- 解禁直後(11月上旬):その年の初物。初競りは祝儀相場で、大きなものには1杯で何十万円という値がつくこともあります
- 年末(12月):贈り物と年越しの需要で、値は高いままです。メスはこの月で終わります
- 年明け〜2月:需要が落ち着き、値が下がりやすい時期。寒さで身もよく締まり、量と値段のつり合いがいちばんよくなります
- 2月前後:水ガニが出ます。殻がやわらかく身離れがよく、値は手ごろ。そのぶん身は水っぽくなります
- 3月20日:オスの漁期が終わります
旬の盛りは、解禁から2月ごろまで。当サイトのカレンダーで11月から3月に色をつけているのは、この漁期に合わせています。
選び方 身の詰まったカニを見分ける
- 持ったときにずっしり重いもの。軽いものは身がやせています
- 甲羅を押してもへこまないもの。殻がかたいのは、脱皮から時間がたって身が詰まっている証拠です
- 甲羅に黒い粒々が付いているもの。カニビルという生き物の卵で、脱皮から時間がたったカニに多く付きます。汚れではなく、身入りの目安になります
- ゆでガニは腹側を見ます。水がにじみ出ていないもの、殻の色が鮮やかなものを選びます
- 脚がそろっているもの。脚が欠けたもの(脚落ち)は安くなるので、家で食べるなら狙い目です
生きたカニを買うなら、脚を動かす力が強いものを選びます。
食べ方と保存
いちばん多いのは塩ゆでです。海水くらいの濃さの塩水を沸かし、甲羅を下にして入れます。時間は大きさによりますが、15〜20分が目安です。活ガニが手に入れば、刺身やしゃぶしゃぶ、焼きガニもおいしく食べられます。ほぐした身と味噌を甲羅に入れて熱燗を注ぐ甲羅酒、カニすきのあとの雑炊も冬ならではの楽しみです。
ゆでたものは冷蔵で2〜3日。すぐに食べきれないときは、殻ごとラップで包んで冷凍し、食べる前の日から冷蔵庫でゆっくり戻します。急いで戻すと水っぽくなります。
輸出の現場から
解禁から年末までは国内の引き合いが強く、相場も高いため、海外に回る量は限られます。海外の飲食店に多く出ているのは、浜でゆでてすぐに凍らせたものや、脚の身だけを取り出したものです。活きたまま空輸することもできますが、輸送の負担が大きく、値段も上がります。海外で使うなら、年明けに相場が落ち着いたころを見て、ゆでて凍らせたものを確保するのが現実的です。



